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経験則に基づいた『プレゼンテーションのやり方』

Posted by Ricky

昨年『iPhoneの電源ボタン(ロックボタン)が壊れた時の代替機能』というエントリーで栄えある、社内ブログランキングTOPの座に輝いた不肖・Rickyでございます。

なんでも、今年も社内でブログアクセス数のランキングレースが行われているということで、やはりニーズの絶対数が多いiPhoneネタで行こうと思ったんですが、なかなかハマるネタが見つからず、かといって前回のように自分のiPhoneを壊すわけにもいかないので、諦めて別のネタで行きたいと思います。

#個人的にiPhoneのカメラで一眼レフのようなボケ味のある写真を撮るか? ってエントリーにしたかったんですが、趣味に寄りすぎて編集長からNG喰らう可能性があったので、止めました。

と思って自分の過去のエントリーを見なおしたら、初エントリーが『Webプロモーションの第一歩!』で、プロモーション企画の考え方から企画書へのとっかかりまでを書いておりました。

元々この記事、何本かのシリーズにしようと企画していたのを思い出したので、今回は経験則に基づいた『プレゼンテーションのやり方』について書いてみたいと思います。

プレゼンは事前準備が当日の差を生む!

企画書を作成して、いざプレゼンの日! の前に、やるべきことはあります。それはリハーサルです。

世の中にはアドリブのきく人もたくさんいらっしゃると思いますが、そうであっても、なるべく想定外の事態にならないよう、事前にシミュレーションしてなるべく多くの事を把握しておくことが大切です(理由は後述します)。

リハは会議室で改まって擬似的にやる必要はありません。自分の脳内で最初から最後まで通しを行うだけでOKです。

そうするだけで、同じ1シートでも、時間がかかるところ、かからないところ。あるいは文字にした時にはわかりやすい構成だけど、言葉にするとわかりづらいところ、といった資料作成段階ではわからない面を事前に把握することができます。

本番時に気がつく=取り返しがつかない(後悔しかできない)というくらいの緊張感でチェックすることをオススメします。

プレゼン当日に絶対やってはいけないNG点

さて、事前リハを済ませて臨む本番。決してやっていけないのは、ずっとプレゼンシートを見ながら話すことです。

プレゼンは単なる発表の場ではなく、クライアントを説得する場。つまり明確に相手がいる場です。そんなところで、プレゼン資料に視線を落としたまま話をしても、何も響きませんし、誰も説得することなんてできません。

あと、こういったタイプの方は、さながら国語の授業で教科書を読むかの如く、プレゼン資料を読みなぞるだけで終わります。だったら、それぞれのペースで資料だけ読み込んでもらって質疑応答に移ったほうがいいです。

かといって、会話をするように常に相手の目を見て話すのもやってはいけなかったりします。

相手を見続けると、相手もその視線に気づいて、資料を見ながら話を聞く、ということをやりづらくなり、プレゼンを聞く集中を削いでしまうことになるからです。プレゼンは相手がいる場、相手を説得する場なので、ペース、口調などをその場で臨機応変に変えなくてはいけません。

この「相手の反応」だけは、事前にいくらシミュレートしても読みきれるものではなく、本番にならないとわかりません。これが、先述した"想定外の事態にならないよう、なるべく事前に把握する"理由です。

どんなに完璧に準備をしても応用を効かせないといけない事態は必ず発生します。その事態を乗り越えられるかが成功の鍵を握っているとも言えるので、そこに注力できるよう準備するのが大事なんです。

ペースを作り出すための注目点

では、どうやって相手の状況を見極めるのか?
僕が気にするのは、
【1】相手が資料に落とす視線の位置と、
【2】相手の視線が資料から逸れるタイミングです。

【1】は、口頭でプレゼンしている箇所と同じ位置に視線があれば良いペース。
違う箇所や違うページを勝手に見ているようであれば、口頭での説明を相手が咀嚼できていない(わかりづらい説明をしている)か、プレゼンそのものに飽きているか、のどちらかです。

【2】は、例えば一章が終わり次章に行く前に少し間を置いたとして、相手もその間に合わせて顔を上げるかどうか、といったところです。上げてくれるのあれば、自分の話すペースと相手の聞くペースがシンクロしていると判断できます。

プレゼンが自分の思い通りに進んでいないと感じたら、

  • ただ資料を読んでいるだけになっていないか?
  • 口調が早口になっていないか?
  • 相手がメモを取っているのに構わずプレゼンを進めていないか?

といったところを、プレゼンをしながら見なおせると挽回できるかもしれません。

最後に

プレゼンは緊張する場で、それがクライアントのお歴々が出席するような場では尚更です。緊張するな、という方が無理かもしれません。

そんな方には、サッカー・三浦知良選手のこんな言葉をどうぞ。

緊張するなと言っても無理だろうけど、 緊張しなくていいんだよ。 自分の持っているものを普通に出せばいいからね。
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