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人生は投資であり、複利で成長していく。

Posted by Masato Okajima

MONSTER DIVEは成長意欲が高いメンバーが集まっている。
そんな成長意欲の高いメンバーとの面談などでよく話している話を書き起こしてみます。

立場上、「もっと成長したい」「成長にはインプットが必要です!」という話を、社内外問わず、よく耳にします。
それはプレーヤーだけではなく、会社を成長させたいという経営者も多くいます。

では、そのために何をすれば良いのか。
抽象的な話が多いので、今回のブログでは、具体的に数字で解説してみたいと思います。

なお、僕自身もまだまだ成長中ですし、暗中模索しながらの社会人歴20年強なので、あくまで僕個人の考え方として受け取ってください。

今日の自分が明日の自分を作っていく

まず、最初に言いたいことは、「努力は単利ではなく、複利で増えていく」ということです。

「複利」とは何なのか?

「複利」とは、金融用語として使われることが多い言葉で、金利や利子の計算に使われるものです。例えば、元金100万円を金利2%で預金すると1年後に2万円の利子がつきますが、さらに1年預けると元金の100万円ではなく102万円に対して利子がつき、104万400円になります。これが複利です。

人生とは選択肢はいっぱいありながらも、過去には戻れず、常に一発勝負で、一本道。
昨日があって、今日があり、明日があります。
その道は地続きでありながら、昨日までの自分がスタート地点になり1日が始まります。

このことを理解してもらった上で、複利でのスキルアップを論理的に捉えるための解説を始めます。

まず、今日時点のスキルを『100』としましょう。
毎日1%の成長をしていくとして、今日『100』で明日が『101』になります。

では明後日は?
『102』ではなく、『102.01』になります。
単利だと『102』ですね。

人生は一本道。今日の自分が明日の自分を作るので、複利での計算であるべきと思います。

塵を積もらせ山とする

「複利だろうが、その差、0.01って!」と思ったあなた。

バカにしてはいけません。

一ヶ月で営業日が20日だとして、その営業日換算での月20日間に毎日1%の成長をするとして、
翌月(20営業日後)には、スキルは『122』になります。
『120』ではないのです。

ちなみに、それを1年12ヶ月240営業日、地道に続けると、
毎日1%の成長で、スキルは『1089』になります。
『340』ではないのです。

「そんな毎日、地道に努力できないよ!」
「俺は、一ヶ月で20%を目指すぜ!」というヤンチャなあなた。

1ヶ月間で20%成長しようとすると、当然ながら翌月のスキル『120』になります。
その時点で、毎日1%の人とスキルは『2』の差になります。

「毎日努力するぐらいなら、一ヶ月のどっかで、ガーーッと頑張って、2ぐらいの戦闘力UPで良いわ!」という斜に構えたあなた。

毎月20%の成長率で1年間12ヶ月続けてみると、スキルは『891』になります。

たった戦闘力2だった差が、一年後には、『198』の差になるのです。(1089-891=198)

そもそも人間が一ヶ月で20%の成長しようとするのが、難しいのですが、
毎日1%の努力なら、できそうな気がしませんか?

時間は誰にでも平等。使い方で価値が変わる

ちょっと脱線しますが、
世の中は、自分一人だけで構築されていないので、さらに貪欲な成長意欲がある人が稀にいます。

この1%の成長を、土日も無しで365日続けるとどうなるでしょう?
毎日1%の成長を365日続けると、スキルは『3740』になります。

これは頑張りすぎかもですが、世の中にはいろいろな人がいるので、
『100』からスタートして、一年後には、891になる人もいれば、1089になる人もいれば、3740になる人もいるということです。(当然、100のままの人もいます。)

これを10年続けたら、どうなるか......。
もう計算するまでもなく、取り返しのつかない差になることは容易に想像できるかと思います。

企画力、技術力、生産性、あらゆるスキルアップを10倍にするのは、一見難しいことかもしれませんが、実は毎日の積み重ねでそれほど難しい話ではないように思えます。

1日は24時間。朝昼晩のご飯の時間で2時間、身支度やお風呂で2時間、仕事を10時間、睡眠を7時間。あとの3時間をどう過ごすか?
あなたが、SNSでいいね!したり、スマホでYouTube見てる間に、努力をしている人がいます。

毎日3時間、ヒトより努力するだけで、年間1095時間。10年で10,950時間。
あの有名な「10,000時間の法則」に近づきます。

成長に対しての投資は若い方が良い

人生は長いです。
大学卒業し22歳。そこから社会人を定年まで続けるとすると、40年間成長する時間があります。

一般的な大学を卒業した人が『100』で、東京大学を卒業した人が『150』だとしても、
たった一年、努力を続けるだけで、卒業後、努力をしない東大卒に勝てる可能性があるのです。

東大卒で毎日1%の努力する人がいても、その人よりも0.1%多く努力を続けるだけで、
時間はかかっても、追いつき、追い抜くことができるのです。

逆に、中卒、高卒だったとしても、特定の分野で努力を繰り返すことで、22歳の時点で、
「人生のロングバケーションだぜ〜〜」と大学生活を謳歌して卒業した人より大差で勝つこともできます。

これらをまとめると、努力の投資を始めるのは、少しでも早い方が良いということです。
明日からではなく今日。
この文章を読んだ、今、この瞬間が、あなたにとって「一番若い」瞬間です。

当社のValue #5の「手を伸ばし、背伸びをし続ける」はここから生まれました。
毎日、ちょっとだけで良いので背伸びをしていこう。

僕もまだまだ道半ば。一度しかない人生、やり直しの効かない人生。後悔なく進んでいきたい。

蛇足編

ちなみに、これは努力だけでなく、お金も同じです。
株式投資で、2倍、3倍になる銘柄を探そうとするから大変なのです。
ただ、ほぼ全ての銘柄が、毎日1-2%は変動しています。
現在、銀行に預けたお金は利息は「年0.001%」
上記の理論で、毎週1-2%の上昇だけを目指して、スタートしたら、一年後には......
人生もお金も投資が重要です。
(参考:100万円を毎週1%を52週で運用すると、167万円になります。)

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