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ソーシャルゲームから学ぶWebサイト運営

Posted by MONSTER DIVE

日頃からブログのネタになることは無いかと意識してはいるのですが、やっぱり辿り着くのはこれ。はい、ソシャゲネタです。
とは言え、当社はあくまでWebと映像のプロダクションであって、あまりソシャゲに寄り過ぎるのもどうかということで、"Webサイトの運営に活かせそうなお話"をしたいと思います。

例外などもありますが、ソシャゲは一般的なWebサイトよりもアクセスに関する数字にシビアです。
それは、ソシャゲのマネタイズが「ゲーム内のアイテム販売」に尽きるからです。(プレイ無料の広告モデルなどもありますが、今回のお話からは除きます。)

ですが、何も考えずにアイテム購入のシステムがあるだけでは決して大ヒットは生まれません。
アクセスデータから得られた数字をもとに分析を行い、機能改善やイベント開催といった努力の上に、ヒット作が存在しています。

では、どうやってアイテム販売に繋げるか? もしくは増やすか?
今回はこれについて話したいと思います。

1. ユーザー数を増やす

まずは誰もが思いつく一番単純な方法ですが、「ユーザーが増えればアイテムを買っていく人も増える」という考え方ですね。
ソシャゲ運営では、「DAU(Daily Active Users)」や「MAU(Monthly Active Users)」と呼ばれる数字です。

具体的には1日(もしくはひと月)で何人のユーザーがサイトを訪れたか。   Google Analyticsでいうところの「ユーザー」にあたる数字です。   通常のWebサイトでこの数字を増やすには、検索エンジンから人を呼び込むSEOやリスティング広告などが主流になってくるかと思います。

2. 滞在時間を増やす

サイト内にいる限り、購入機会が増えるわけですから、長ければ長い程良い数字ですね。
Google Analyticsでいうところの「平均セッション時間」です。
この数字を増やすには、通常のWebサイトであれば、読み応えのあるコンテンツを用意したり、動画の設置なども有効です。

3. 回遊性を増やす

ソシャゲで例えれば「きちんとコンテンツをプレイしてもらえているか」といったところです。
Webサイトでは、閲覧中の記事と関連性の高い導線を設置することや、目を引くボタンデザインなどが必要なのではないでしょうか。 Google Analyticsでいう「ページ/セッション」です。

4. 目標を明確にする

ただ漠然と「アクセスが増えたね」などと話していても次の一手は生まれません。何をもって成功とするか目標やゴールの設定が大事です。
KPI(Key Performance Indicator)」や「KGI(Key Goal Indicator)」がこれにあたります。

ソシャゲでは「ARPU(Average Revenue Per User)」や「ARPPU(Average Revenue Per Paid User)」といった指標で、売り上げに直結して考えることも少なくないと思います。

一方、Webサイトでは、プロモーションサイトで言えばサイト全体のアクセス数であったり、企業サイトにおいてはお問い合わせや資料請求の件数や受付率であったり、サイトの目的によって様々です。

まとめ

Webサイト運営では、SEOによる検索順位に目がいきがちですが、このように各要素の意味合いや役割りを理解した上でコンテンツの整備を行わないと、せっかく検索順位で好成績を上げても最終的に求めるべき結果には繋がりません。設計の段階からきちんと意識することが大切です。

そして、いざサイトを公開してみないと分からないことだらけなのも、また事実です。ソシャゲではユーザー動向がダイレクトに返ってくるので、運営が重要視されているんですね。

誰が言いだしたのかは知りませんが、「サイト制作は公開してからが始まり」とはよく言ったものです。

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