遅ればせながら明けましておめでとうございます。Android端末は既に4代目、そろそろAndroidヘビーユーザーを自負したくなってきたMiOです。 
2013年のAndroid界隈のニュースといいますと、4.0ICS以降の端末の国内での急速な普及、HD液晶端末の攻勢、タブレットのシェア拡大など色々とありました。
しかし私がスマホサイトやアプリの造り手側の人間として最も印象深かったのは、何と言ってもAndroidアプリおよびスマートフォンアプリ全体のデザイン面での変化です。 
Windows8の発表を皮切りに徐々にトレンド化し、昨年爆発的に流行した「フラットデザイン」が、多くのメジャーアプリの表情を変えていきました。 
また、ICSから導入されたAndroidの新テーマ"Holo"によりUI/UXのiOSとの統一化が進み、「スマートフォンUIのデファクトスタンダード」が確立されたのが2013年という年だったと言っていいでしょう。
Androidアプリのデファクトスタンダードとはつまり、
おおまかに言えばこういったインターフェイスの特徴です。 
それまでのAndroidアプリ業界はビッグバン直後の宇宙のように奔放かつ混沌としていて、メニューが下部にあるものやら、Windowsアプリの如くアイコンを大量に並べたものやら、各々が好き放題な設計をしていました。 
それがiOSの影響を受けて、...かは分かりませんが、ICSの頃から明確なUI設計基準をGoogleが示すようになり、お陰でアプリのUIが統一化されて操作性が大きく向上しました。 
ただ、今は似たような見た目のアプリに溢れ、カオス時代の「この発想は無かった」的な驚きは減ってしまったので、個人的には一抹の寂しさも感じますが...。
さて、ここに上げますのは私が厳選に厳選を重ねたUI/UXの美しいAndroidアプリたちです。 
前述のようにスタンダードなUIを持つものもあれば、少し逸脱した個性的なデザインのものもあります。 
デザイン面だけでなくそのアプリ自体の魅力も伝えたいので、実際に使用しているアプリに関しては使用感も交えてご紹介します。
https://play.google.com/store/apps/details?id=flipboard.app 

ニュースキュレーター 
AndroidアプリのUXの世界に一石を投じた(と私が勝手に思っている)Flipboard。 
触ってみるとそのアニメーションの軽快さに驚きます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.antenna.app 

ニュースキュレーター 
和製アプリの中でも特にUIが印象的だったのがこのAntenna。 
特筆すべきは、日本語フォントがしっかりとデザインに組み込まれていること。ボールド具合が絶妙です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.stumbleupon.android.app 

ソーシャルブックマーク 
StumbleUponは老舗ソーシャルブックマークサービスですが、Webデザインもアプリデザインも常に革新的です。 
「真ん中のボタンをタップする⇒GoodかBadを付ける」だけ。ユーザーの作業を極端に単純化しています。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.twentyfivesquares.press 

フィードリーダー 
Feedlyなどのサービスに対応したフィードリーダー。 
落ち着いた色合いが目に優しく、長時間の閲覧にも耐えられます。ウィジェットの透明感も美しい。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.fifa.fifaapp.android 

サッカーニュース 
FIFA公式のサッカーアプリ。 
国際AマッチのみならずJリーグや天皇杯の情報もライブで更新されます。しかもこのUIの美しさ。素晴らしい。 
埋め込みフォントはこのMONSTER DIVEのサイトと同じUbuntuファミリーですね。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.dotsandlines.carbon 

Twitterクライアント 
Twitterのクライアントアプリはどれも似たり寄ったりですが、このCarbonはひと味違います。 
見ての通り男性的でアーバンな香りが漂っています。残念ながら日本語になるとこのスクリーンショットほど格好良くは無くなってしまいますが。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.path 

クローズドSNS 
これからの新しいスマホアプリUIを提案したとも言われる、話題のクローズドSNS。 
日記とコミュニケーションツールが一体となったタイムラインに、花びらのように美しく開閉するトグルメニュー。 
今年はきっと似たようなUIのアプリが増えることでしょう。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.discovercircle10 

ローカルSNS 
今居る場所の情報を共有しあうSNS。 
日本では普及していないためまだ実用的ではないですが、スクリーンを広く使ったUIが目を惹きます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.soundcloud.android 

音源投稿SNS 
SoundCloud公式アプリ。 
非常にスタンダードで、ユーザーに何のストレスも与えないよう設計された無駄の無いUI。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.maxmpz.audioplayer 

音楽プレイヤー 
半端なく緻密で美しいイコライザーが目を引く最強のオーディオプレイヤー。 
有料版を購入する価値があります。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ustwo.rando 

風景画像共有 
その場で風景写真を一枚撮って送ると、どこか別の遠い土地の風景が一枚返ってくるという、機能のアイディア自体がグッドデザインなアプリ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kevinstueber.dribbblin 

Dribbbleビューワー 
デザイナー御用達のSNS、Dribbbleの非公式ビューワー。 
Dribbbleユーザーがデザインしたと思われるインターフェイスはさすがの格好よさ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.grandst 

お洒落アイテムカタログ 
インターフェイスデザインによって商品のデザインが際立つカタログアプリ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.anydo.cal 

カレンダー 
ありそうでなかった「週基準」のシンプルなカレンダーアプリ。 
カレンダー部分を下にスワイプすると月間カレンダーもちゃんと表示されます。 
私がやっと出会えた、毎日起動したくなるカレンダーアプリ。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.protogeo.moves 

ウォーキングエクササイズ 
毎日の移動距離を自動的に記録しログに残せる。ポップな色合いが楽しい。 
出張が多い方は特に楽しめるのではないでしょうか。私は日々オフィスに篭もっているので残念ながら...。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.socialusmarketingas.counter 

日数カウント"アップ" 
「○○してから何日経った?」カウントダウンでは無くカウントアップするアプリ。 
公式では「最後に母親に電話してから」なんて例文が紹介されています。レトロな配色が悲しみを誘います。
https://play.google.com/store/apps/details?id=pl.solidexplorer 

ファイルエクスプローラ 
私が長くお世話になっているファイルエクスプローラ。 
珍しくメニューが下部にあるのですが、手の小さい女性にとっては実はこの方が操作性が良いのです。 
左上のアイコンを押さないとメニューが開けないようなUIには、もの申したい。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gau.go.launcherex.gowidget.taskmanagerex 

タスクマネージャー 
GO Launcher EXを手がけるGO Launcher Dev Teamが制作したタスクマネージャー。 
堅くなりすぎない質感が心地よいUI。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ubercab 

ハイヤー呼び出し 
タクシーではなく、Uberに対応した特別なハイヤーが貴方のところまで迎えに来ます。現在位置はもちろん、対応ドライバーなども表示できます。 
デザインは高級感があっていいですね。 
まだ日本では台数が少ないようですが、六本木なら呼び出しから10分で来てくれるらしいですよ。
たっぷりのスクリーンショットと共に20個の素敵なアプリをご紹介させて頂きました。 奥深いアプリデザインの世界の一端をお楽しみ頂けたなら幸いです。
ちなみに私は、色々なアプリをDLしては試して気に入ったら残して気に入らなければ外して...を繰り返していたところ、GooglePlay内の「マイアプリ」登録数がとんでもないことになっていました。 
どうなるかと申しますと、「マイアプリ」のページがChromeでフリーズします。吃驚しました。 
ソース上で登録数を数えてみたら、その数は680個を数えました。これだけあればフリーズもしますよね。 
皆さんもバラエティ豊かなAndroidアプリたちをほどほどに堪能しましょう。