
みなさんは、目標ってどういう流れで設定していますか?
⚫︎kg痩せてやる!といった自分のみで完結する目標もありますが、会社やチームといった集団の中で設定する目標は、周囲と壁打ちしながら仮説を立てて...といったケースが多いかと思います。
私ごとではありますが、息子のサッカーがこれからジュニア世代(12歳以下)からジュニアユース世代(15歳以下)に変わる時期ということもあり、複数のクラブの練習体験やセレクションを受けてきました。なんとか本人の行きたかったクラブに無事合格することができました!親としては、ほっと一安心...
このケースでは、息子と話しながら目標設定をしたのですが、ふと会社のマネジメントでもシンクロするなと感じた事を、私なりの見解でまとめてみます。
同じようにジュニアユース世代の子供を持つ方も、これからお子さんが中学受験するという方も、ひと意見として是非参考にしていただければです。
「志望校 / 志望クラブ合格」というがもちろん一つのゴール(目標)とするのですが、そこに至るまで、その先の事を話したり、考えさせる事を意識しました。
そもそもなんで部活ではなくクラブチームなのか
まずは、ここからでした。
近くの中学の部活でももちろんサッカーを続けられるし、部活でも強豪校といわれる学校を受験してというケースもあると思います。
どのケースも正解はありません。
人によるとは思いますが、小学生年代は、環境から与えられたものに影響されますので、私からは「サッカーが好きなら続けてもらいたい」という気持ちと「サッカーを続けるならその先どうなりたい?」といった中学より少し先のイメージを仮定しながら話をしました。
選択肢を与えたり、調べたりする事は親としてサポートするけど、そのゴールに向けてどう動いていくかは自分次第。
大事なのは「やらされている」という気持ちにならないようにすること。意外とこの配慮が大変なんです。笑
一旦、会社の話題に変えます。
私が所属するWEBプロダクション事業部では、1on1の定期的なメンバーとの会話をする事を近年していましたが、今年から月一ペースでの「目標管理面談」と四半期単位での「オープン面談」といった形式に変えて実施しています。
「目標管理面談」では、人それぞれで目標となるゴールの内容と達成までの設定期間は違いますが、ゴールに向けてどういう動きをしているのかを振り返り、達成まで順調なのか何かしらの理由で遅れているのか。そして仮定を話しゴールのイメージをさせて、目標達成するにはどうするべきか。といったような事を話をしています。
さて、気づかれた方もいるかと思いますが、息子とのサッカー目標での会話と、会社でのチームマネジメントとしての面談も、型は同じなんです。
少し先のビジョンを設定し、短期目標を作って刻んで達成させ、ビジョンのピースを一つずつはめていく事で、具体化させていく。
次に、マネジメント側の課題として、その設定した目標に対してそれぞれどう自ら動かせるか「仕向ける力」という事に対して私の考えを書いてみます。

「目標管理面談」で設定している「SMART」というフレームワークがあります。
掲げている項目は目標設定の基本中の基本ですが、特にマネジメントの現場では「具体性」が曖昧になりがちです。このフレームワークを元にすることでゴールを具体的にすることができます。
さすがに自分の息子との会話でSMARTを使う事はありませんが、近い事はしています。
まず、わかりやすく「セレクション合格に向けて、何を練習するか」という事を話しました。
私からは決め事ではなく、選択肢として「ワンプレーワンプレーをこだわる」練習をいくつか、助言します。
詳細の話をすると、ステップワーク、幅や懐を深く感じさせるボールの持ち方、逆足でのボールコントロールなど、反復系の練習がほぼです。
ここで意識しているのは「仕向ける力」です。
なぜこういった地味な練習かというと、練習中でも達成できる超短期目標をクリアさせることを意識しています。
高い目標を設定してしまうと、体も技術も急激に成長するわけではないので「うまく出来ない」事から成長を自ら止めてしまう(諦めてしまう)という風に私自身が思っているからです。
練習の中での達成に対して「よくできたね」「じゃあ次はこれができるようになろう」といった評価やフィードバックをしているつもりです。(熱が入るとたまに怒号が...)
受験生や選手にとって、親や指導者は「目標達成のための伴走者」です。
上にも書いているように、会社でのチームマネジメントも同じ意識や型を持つ事が大事だと感じています。
目標を一方的に押し付けるのではなく、社員一人ひとりの目標と会社の目標を結びつけ、日々の行動を支援し、フィードバックを通じて成長を促す。
うまくいかない事も沢山ありますが、サッカーの指導者という面、親という面というのは、会社のチームマネジメントに良い影響を与えている事に気づきました!
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