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ライブ配信のSW(スイッチャー)って何をする仕事?
チームの技量を映像へと昇華させるSWのやりがい

Posted by YOK
「MONSTER REPORT」先輩モンスターたちが、仕事・就活・カルチャーについてリアルに綴るコラム

はじめましてごきげんよう。MONSTER DIVE LIVEプロダクション事業部エンジニア、YOKです。

MONSTER DIVEのLIVEチームでは様々な動画配信を手掛けています。

企業のセミナーからゲームのリリース情報番組、音楽配信番組や企業広報動画など...そういった現場においてテクニカル(技術職)、その中でも主に SW(スイッチャー) を担当しています。

配信現場におけるSWとはなんぞや、という説明ですが、Geminiによると

マルチカメラ(複数のカメラ)の映像をきりかえ、番組や配信の「視点」をリアルタイムにデザインする役割。複数のアングルから送られてくる映像を手元の専用機材で選び、切り替えることで視聴者の目が今どこに向くべきかをコントロールする役割を担っています

との回答でした。素晴らしい答えです。

役割としてはGeminiの答え通りなのですが、日々現場でSWを務めるにあたって私が気を遣っていること、意識していることを経験からいくつか語らせていただきます。

1.「後追い」にならない、流れの把握と先読み

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現場で使用するあらゆる映像ソースが集約され、それらを把握し処理しなければならないのがSWです。

リアルタイムで刻々と変わる状況・情報に晒されながら、実際にSWとして現場でオペレートする際に気をつけなければならないのは、被写体やトークの動きに対して 「後追い」でスイッチングすること です。

このタイミングがズレると、番組の内容がどんなジャンルでも視聴者に伝わる臨場感が劣化してしまいます。

それをベースとした上で、番組の種類別に意識している点を挙げていくと...

  • 企業のセミナーであれば、台本があるならしっかりと読み込んだ上で、出演者の呼吸や言葉の切れ間で気持ちのいいタイミングで映像を切り替える。
  • フリートークするシチュエーションであれば、誰が場を仕切っているのか、流れに同調することで会話のラリーを先読み、常に複数の選択肢から取捨選択を繰り返していく。
  • 歌番組であれば、最大の盛り上がりどころをどんな画で撮りたいかを決め、そこに向かって逆算する形で画の構成を肉付けしていく。

......と、基本の部分は共通して固めた上で、現場に合わせてそれぞれ考える軸を変えながら様々な番組に臨んでいます。

2.「インカムの向こう側と呼吸を合わせるコミュニケーション」

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SWは、ディレクター(演出)の意図を理解し、指示を正確に実行することが求められます。それと同時に、各カメラマンへ構図のオーダーを出す 司令塔 でもあります。

技術を担当する各個人の技量がどれだけ優れていても、インカムを通じたチームの連携が崩れれば放送事故まっしぐらです。

そうならないために、クライアントやディレクターの意図・大事にしたいものを汲み取り、それを実現するためにカメラマンにタイミングと画角の指示を出し、チームの呼吸を合わせた結果を「映像」として出力することが主な仕事です。

その際私が意識していることが、インカムを通じての雰囲気作り です。

指示は明確かつシンプルに、その上でなるべくカメラマンの気持ちを盛り上げ、寄り添う発言を意識しています。

いかに各カメラマンの個性・センスを活かすか、自分にない発想を引き出すか、どうすれば皆の実力が十全に発揮されるか...SWの立ち回りが非常に重要な部分です。

私はTV業界でカメラマンとして育ち、その番組のチーフCAMなども経験したのちにSWになっています。その経験があるので、撮影している画を見れば言葉にしなくともおおよそカメラマンの言いたいことや思いは伝わってきます。(経験を積むことで自然と理解できるようになります。不思議ですね)

先ほど指示や発言と書きましたが、予定外の事態や展開が早い番組などは、全てを言葉にして指示している暇がありません。そうなった時に、そこまでに作ってきたチームとしての一体感や意思統一によって、言葉にせずとも通じあえる信頼関係が活きてきます。

咄嗟の時に同じ方向を向けるよう、普段から呼吸を合わせるコミュニケーションを意識するようにしています。

3.トラブルをどれだけ想定できるか、冷静なバックアップ思考と危機管理

blog_260626_003.jpg いいお写真ですね。

ここまで、自身の中で準備を終え、チームメンバーと環境を整え、しっかり準備を整えましたが、それでも何かしら想定外の事態は発生します。

機材の突発的な不調(ケーブル断線など)での映像信号途絶、クライアントの予期せぬオーダーや進行手順の変更など、現場には常に予測不可能なトラブルが潜んでいます。

突然の事態にパニックに陥らぬよう、何事もなく進行している最中でも頭の片隅で 「今、この瞬間に発生したら致命的なトラブル」 をうっすらと想像しながら、その事態に遭遇したらどう対処するか、を複数考えるようにしています。

映像に絞って例を出すと、

  • ステージ全体を捉えているルーズショットのカメラ番号を把握し、条件反射でそのボタンを押せる状態作り
  • 機材トラブルの際などに、「蓋画(待機画面)」の静止画をすぐに出せるよう準備

などです。

これらを構えて精神的余裕を持つこと、「100%完璧に動く機材や現場はない」 という前提に立ち、あらゆる不足の事態を想定内の枠に収める危機管理能力が配信番組全体のクオリティ担保にも繋がります。

最後に

大まかに3つに区切って書き連ねましたが、大半は「SWだから」というよりは「現場の技術を担当する者として」の心構えになってしまいました。

書き上げたことの大半はあくまで「意識していること」であって、それら全てを100%実践できているわけではありません。ですが、だからこそSWとして単純な技量の向上も、現場のまとめ役としての成長も、次への課題を掲げ、自身の成長を目標とできるこの仕事はやりがいと楽しさを感じることができ、正直なところずっと楽しいです。

スタッフ全員の個々の技量を重んじながらも、それらをまとめ上げてチームで働くことの面白さを味わってみたい方にはとてもお勧めです。

挑戦してみたい!と少しでも思った方はコチラからぜひご応募ください!

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