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台湾が身近になる!? 初めての台湾・台北(タイペイ)出張レポート

Posted by Yoshifumi Fujiwara

2019年2月7日に、日本酒造組合中央会より2018年の日本酒輸出量および輸出金額が発表されました。

全ての国において日本酒の輸出量・輸出金額ともに増加しているようです。

中でも、台湾への輸出が驚異的な伸びを見せ、今後、台湾においてさらに日本酒が脚光を浴びることになりそうです。

当社では、日本酒を海外へ輸出する「SAKE NETWORK」の事業を手がけていますが、 現在の輸出対象国はヨーロッパの一部と香港です。担当者としては、台湾にも販路拡大の検討を進めたいところではあるのですが、残念ながら、僕は台湾にはまだ行ったことがなく、どういう国で、どういった文化なのか、あまり分かっておりません。

そこで、タイミングよく?、先日、1泊2日で台北(タイペイ)を訪れる機会がありましたので、台湾とはどんな国で、僕がどう感じたかを簡単にレポートしたいと思います。

台湾・台北(タイペイ)に行くことで見たモノと(あくまで個人的な)印象

言語について

書く字体は、繁体字。
日本でも馴染みがあるので、なんと読むかの発音はさっぱりですが、漢字を見て理解することは十分にできます。

中国語でも北京語、広東語、台湾語など、イントネーションが違うようで、事前予習もしたのですが、いざ実際に聞いてみると、何が違うのか全く理解できず。。

大半は、現地の方にサポートいただいていたので(ありがとうございます)、今回は大丈夫でしたが、一人でいる時間の最低限のコミュニケーションは英語、というよりも、語尾には必ず「謝謝」とつけつつ、簡単な英語ボディランゲージで大概のことは通じたと思います。思っています。

アジア人同士、英語はお互いにネイティブではない言語なので、なんとなくで汲み取りあって、譲歩しあう感じが、気持ち良かったです。

交通について

桃園空港の看板

空港やメトロなど台北市内の交通機関の看板は、日本語の漢字に近い繁体字(メイン)と英語(サブ)で書いてあるので、マップを見なくても迷うことはほぼなく、 地下鉄のメイン駅である台北車站(台北中央駅)のアナウンスでは、台湾語・韓国語・日本語・英語と4種類の言語でのマルチリンガルなアナウンスが流れていました。

メトロの案内図

地下鉄の路線図も東京メトロの色や表記と似ているので、乗り換えなどもスムーズに行うことができ、さらには、電車内やプラットフォーム、改札周辺もゴミ一つ落ちていなく、混んでいる電車でも優先席は必ず空けておくという思いやりのある国でした。
運賃も最低でNT$20〜 (約¥70)と格安!!

また台北市内では、U bikeというシェアサイクルがかなり普及していて(なんと、NT$5 (約¥18)/30min)、自転車と歩行者のレーンも整備されており、そしてなにより歩行者の通行スペースの幅が、日本より格段に広く歩きやすいのが印象的でした!

歩行者道路

メトロのプラットフォームのサイネージや街中の信号機もそうですが、秒単位で電車が来る時間や信号が変わるタイミングがカウントダウンされてました。
これは是非日本の交通機関にも是非取り入れてもらいたい。

食べモノについて

台湾料理

油分の濃い中華をイメージしていていましたが、台湾料理自体は、油を控えめ使っている印象でした。

また飲食の際は、大量のお酒は飲まない方が大半で、家族でビール瓶1本程度。
食は食で楽しむというのが台湾流のようでした。

スープなど汁物は出汁でとっており、お酒を飲んだ後に食べた麺料理も味の濃いのラーメンのような感じではなく、出汁ベースの薄味で日本食に近い印象でした。

台湾料理

個人的には、海外に行くと、現地の食べ物にすぐに飽きたり、全く舌に合わない、というのをよく感じるのですが、台湾料理にはそういった印象は全く感じられませんでした

ネット環境について

ネット回線は日本国内で手配してから現地に往訪したのですが、4G回線であれば日本の回線速度とほぼ同じ体感値でした。

日本国内でレンタルしたモバイルルーターだからか、台北市内でも4Gから3G環境になるタイミングが多々あり、3G環境ではインターネット回線や、LINEなどのメッセージもタイミングよく送れなかったり、という現象も発生しました。

また、スマートフォンは、Androidユーザが少ない印象。(ホンハイにルーツがある影響か)iPhoneユーザが多く、カフェなどで見かけるPCも、現地台湾のASUSと並んでApple(Mac)ユーザーが日本並に多い印象でした。

スマホにいたっては、接客業の人もお客がいないタイミングであればスマホをいじる、と行った感じで、スマホが社会にかなり根付いている印象でした。
(いざ、近づくと、真顔が一瞬で満面の笑みとなり、話しかけてくる。)

そんな様子を撮影はできなかったので、スマホを見ているシーンのイメージだけ貼り付けておきます。

スマホを見ている

現地の日本酒販売・提供状況について

コンビニやスーパーなどの身近な場所にも日本酒が陳列棚に二段程度置かれており、最安のモノは台湾産の清酒で、NT$150(約¥525)/600ml、月桂冠の日本酒で、NT$210(約¥735)/500mlで売られていました。

日本酒陳列風景

720mlも陳列されていましたが、パック酒や一升瓶もかなりの数置いてあり、高級飲食店においては、「獺祭」「貴」「作」などの日本酒・有名銘柄も陳列されていました。

また、飲食店で提供された日本酒はキンキンに冷えた状態で出てきたのも印象的でした。

日本酒提供風景

最後に

飛行時間も、3時間ほどなので、ほぼ国内感覚で行ける国、台湾。
深夜・早朝でも飛行機が飛んでいるので、週末に弾丸で日帰りでもいけるレベルだと思います。

飲食店にいくつか入ったのですが、深夜帯にも関わらず、女性だけのグループや年齢層が若めの方が多い印象を受けました。
24時間営業のマッサージ屋も、深夜は若い男女で賑わっていたりとしていた模様。

日本では、若者というと節約や節制する層という印象ですが(個人的にそう思うだけかもしれないですが...)、台湾では、平日にも関わらず進んでお金を消費されていたのも衝撃でした。

ヨーロッパやアメリカには無い感じ、また他のアジアの国より日本に近いイメージで、ここには書けないようなことも感じたり、体験することができ、行く前より台湾のことをかなり好きになって帰ってこれました!!

SAKE NETWORKの台湾進出の日も近い!?


そんなこんなで、大した内容を書いていない記事となりましたが、どなたかの何かのお役にたてば幸いです。

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